日々に、ちょっと特別なワクワクを。“好きを着る”を後押しする古着屋『HIBIWA』【まるっと中野】
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更新日:2025年10月2日
みなさん、はじめまして。
このたびナカノ観光レポーターに仲間入りしました「ヤマサト」です。
3歳と1歳の子どもたちとにぎやかな毎日を過ごしています。中野に暮らし始めてまだ2年ほどの中野ビギナーですが、「母」として、ひとりの「大人女子」としての目線で中野の魅力を伝えていきます。
今回紹介するのは、都立家政駅からほど近い場所にある古着屋『ユーズドセレクトストア・HIBIWA』です。
大きなガラス窓が目印。通りの角の小さな古着屋さん
お店は、都立家政駅を出て北へ徒歩3分、住宅街の静かな通りの角にあります。
私がこの店を見つけたのは散歩の途中のこと。大きなガラス窓とそこから見える色あざやかな服が気になって、ちょっぴりドキドキしながら扉を開けました。
店内は、“古着屋”というより“セレクトショップ”に近い印象です。
心地よいBGMが流れる落ち着いた雰囲気で、服がすっきりと並べられています。
近所の人に古着の楽しさを伝えたい
オーナーの伊藤シゲオさんが、サラリーマンを辞めて、以前から好きだった古着の店を開いたのは7年前のこと。
「この中野に暮らす人たちに古着の楽しさを伝えたい」と話してくれました。
伊藤さん(以下、伊)
「もちろん古着好き、ファッション好きの人にも来てほしいんですけど、近所のおばあちゃんとかにも“いいな”と感じてもらいたいなと」
そんな思いから、並ぶ服の多くはシンプルで着心地の良いもの。そしてそこに、“ちょっとテンションが上がる”アイテムを加えています。
伊
「きれいな色のもの、そして自分が柄ものや刺繍も好きなので、“絵を見るような感覚”で、自分の心にぐっときたものを選んでいます」
古着を“新品のように”扱う
同系色で並べられた服。店内のいたるところにあるアート作品も楽しい。
状態の良さや清潔感もHIBIWAが重視するポイントです。仕入れの段階で汚れやダメージの具合を厳しくチェック。そして、店内での並べ方にも細やかな気配りがされています。
伊
「古着のイメージを払拭したくて、古着を新品のように扱うことを大切にしています。たくさん並ぶ服を“宝探し”感覚で見るのもいいんですけど、僕は疲れちゃうタイプ。厳選したものをゆったり見てもらえるように、ラックには余裕をもってかけています」
感性に年齢は関係ない。「好き」を着る、ということ。
伊藤さんの穏やかで、かつ服への愛がビシバシ伝わる接客も、HIBIWAの大きな魅力。
こちらが手に取るものに合わせて、「こんな感じも好きですか?」と店の奥から次々に服が出てくるのです。
常連のお客さんからは「シゲさん、また出たよ」なんて声が聞かれるほど!
パッと目を引く、まさに「アート」な一着
そこには、「自分の“好き”に正直でいてほしい」という伊藤さんの思いがあります。
伊
「絵を見るときに年齢は関係ないじゃないですか。よく『もうこんなおばあちゃんだから』とか『ちょっとこの服、私には派手かな』とか皆さん言うんですけど、『いや、自分の感性に従ってください』って」
日常に少しのワクワクを届けてくれる、古着の力
お話を聞く中で、伊藤さんが特に熱く語ってくれたのが「古着の持つ力」。
最後に、古着の楽しみ方についてこんなふうに話してくれました。
伊
「古着やヴィンテージもののお洋服は、力と愛がある。家にある、なんてことないパンツに一点物の古着のジャケットを羽織るだけで全然雰囲気が違ってくるんです。頭より心で感じるままに自由に服で遊んでもらって、僕はそれをお手伝いする。そこで、『確かにいいかも!』って共感し合える瞬間が、めちゃくちゃ楽しいですね」
すっかり落ち着くちびナカノさん
なかなかオシャレをすることに時間も手間もかけられない、母としての毎日。伊藤さんの思いのこもった古着にふれる時間が、心を満たしてくれました。
日々の中のちょっとのときめき、そして特別な「好き」が見つかる場所。
あなたもHIBIWAで、新しい自分に出会えるかもしれません。
HIBIWA
所在地:東京都中野区鷺宮3-7-1萩原ビル1F
アクセス:西武新宿線「都立家政駅」北口より徒歩3分
営業時間・定休日については下記インスタグラムをご覧ください
Instagram @hibiwa_(外部サイト)
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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。